9.  神経   テキスト20章

ニューロンと膜電位

シナプス

中枢神経と末梢神経

感覚器


<ニューロンと膜電位>
・ニューロン(神経細胞)細胞体に軸索、樹状突起をもち、末端が他の細胞とシナプス結合を作って信号を伝達する。ニューログリア細胞は ニューロンを支える。
・神経細胞の膜には、NaとKイオンの濃度差によって、膜電位が発生している。
神経細胞が刺激を受けると膜電位が0に近づき(脱分極)、その波が神経信号として伝わっていく。

問題1:神経シグナルは電線を伝わる電気信号とは異なり、光に近い速さでは伝達されない。それはなぜか。

<シナプス>
 シナプスは、神経細胞同士の接合部。上流側細胞の膜(シナプス前膜)から神経伝達物質が分泌される。
 下流側の細胞の膜(シナプス後膜)にある、レセプターによってそれが受容されると、一定以上の刺激強度で神経シグナルを発火させる。
 神経伝達物質は様々で、興奮または抑制の作用がある。伝達物質の類似物は麻薬や覚醒剤として働く。


<中枢神経と末梢神経>
・末梢神経
 体性神経(運動神経、感覚神経)
 自律神経(交感神経、副交感神経)
・中枢神経
 脳:大脳、辺縁系、間脳、中脳、橋、小脳、延髄(神経細胞がある)
 脊髄:神経繊維の束

問題2:不随意神経はどのような働きをしているのか。また、人間の意志で制御されないのはなぜか。

<感覚器>
・体性感覚、内臓感覚
・皮膚感覚:圧力、温感、冷感、痛覚
・嗅覚:揮発性物質の化学受容器
・味覚:水溶性物質の化学受容器
・視覚:光受容器、目(角膜、レンズ、網膜)
・聴覚:音受容器、外耳から鼓膜、カタツムリ管
・平衡感覚、回転


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