1. 分子から生命へ 2
Extra.生命とは何か
電子構造と元素の性質
水素結合と水の性質
酸と塩基/酸化と還元
C,N.O.Hの作る骨格
生体高分子
生命とは何か
<生命の定義> 3項目+1
境界(細胞膜)
エネルギー代謝(酵素作用)
増殖(複製)
+α>適応(進化)
<生命の分類>
地球上に存在する生命は、元々1つの祖先(またはいくつかの祖先が組み合わさった生命体)から進化の過程で多くの主に枝分かれした。細胞は原核細胞と古細
菌、真核細胞に分類される。

<電子構造>と元素の性質
正の電荷を持った原子核の周りを、負の電荷を持った電子が回っている。
正電荷の数=電子の数、が元素としての性質を決める。
問題1:原子はなぜ電子の数によって異なる性質を持つのか?
<水素結合>と水の性質
水分子の酸素は負電荷、水素は正電荷をもち、それらの電荷が水素結合を作る。
水素結合が水に特殊な性質を与える。
<酸と塩基/酸化と還元>
pH:水溶液中の-Log10[水素イオン濃度]をpH(酸性度)と呼ぶ。
水分子は、常温で10-7モルの水分子がH+とOH-に解離しているので、pH7にな
る。
pHが7以下の溶液を酸性、7以上の溶液を塩基性と呼ぶ。
酸化還元:物質から電子を奪われることを”酸化”と呼び、電子を与えられることを”還元”と呼ぶ。
酸化還元は、物質中の特定の原子や構造にも適用される。
例:SがH2Sになると還元(酸化数-2)され、H2SO4になると酸化(酸化数6)された、と言う。
<C,N.O.Hの作る骨格>
有機化合物は、もともとは生物が作る物質として、無機化合物と区別されていた。今ではほとんど人口合成が可能。
今は、おおよそC,N,O,Hが主要な骨格を作る分子を指す。
<生体高分子>
タンパク質 アミノ酸の重合体
核酸 ヌクレオチドの重合体
糖のポリマー
様々な糖の重合体(デンプン、セルロース、その他)
脂質
リン脂質、コレステロールなど
問題2:生体高分子は何が無機的(生命がないときから自然界に存在し
た分子、または生体が作り出しはしない分子)な分子と異なるのか。
資
料00
資料01